ヒゲ親方の休日

 2010年6月20日。恒例の「三木刃物倶楽部」でした♪

 今年で第6回目です。

 去年は三木ではなく関東での開催で遠方なので参加できず、悲しい親方でしたが、

 今年は無事に参加できて、またまたお楽しみでした。

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 今回は第3回に続き、ヒゲ親方が京都伝統工芸大学校の生徒さんたちに

 講師として実践カンナの使い方を説明することになりました。

 しかし・・・その連絡が来たのが、開催目前・・・

 ヒゲ親方は、頼まれると燃えるタチですので「よっしゃー!」となったものの

 準備は少しずつしか進まず・・前日まで、「何を講義しよう・・」と泥縄状態・・w

 取引先の建具屋さんから、なんとか不要の障子を譲り受け、「これで説明する」と。

 カンナのお手入れも再度入念に行うつもり・・でしたが、なんだかんだと所用に追われ

 完璧には仕上げる事が困難な物もありました。親方としては不本意だったかもしれませんが、

 仕事をしながらここまで準備できたのは、第3回の上を行ったんじゃないかと管理人は思いました。

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 今年はお知り合いの大工さん藤原棟梁も参加です♪本当は組の方々も沢山参加したかったそうですが、

 生憎と仕事がびっちりで棟梁のみ参加と運びとなりました。

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受付・開場前のひととき。常三郎の専務らと京都の平野大工(写真右)と談笑するヒゲ親方。

親方は、開催6日前に”ぎっくり腰”に・・(アイタタ・・w) 自虐的にその様子を説明する親方(写真左)ww

まだまだのんびりムードの中、久々の再会だった藤原棟梁となにやらお話中です。

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ヒゲ親方は所狭しとカンナなどを並べはじめました(イヤ、並べるというより、産卵もとい散乱してますw)

すると・・・

 

既にブースに立ち寄り、親方のカンナたちに目を止めて あれこれと質問会が始まりました。

(ってまだ開会宣言前なんですけどw)

そして、開会宣言と当日のスケジュールの説明です。

毎年ながら、主催者のメンバー様たち、お疲れ様です。

ってか ここからが大変な1日の始まりなんだとは思いますが。

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会場外では今年は「チョンナ」の体験アトラクションが。なかなか豪快でした。

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今年のアトラクションの目玉のひとつ「マイ箸作り」は大盛況でした。

 

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タイムスケジュールにある通り、「鉋講座」は、13:00からの予定ですが、到着した生徒さんたちも、

親方のブースに立ち止まり、見学したり、質問したりです。もう、”実践講座”が始まっちゃってる様子ですw

 

そんな中でもポっと時間が空くと、お馴染みの方々と親交を深める親方です。

 

大阪の”野村工芸”さん(写真左)とは この刃物倶楽部でお知り合いになりました。

その後も色々とご縁がつながり、今では刃物倶楽部以外でも時々お電話でお話ししたり、

工場を訪問させていただいたり、と親交があります。

台打ちの堀場さんのブースでも久々の再会に話しの花が咲きます。(写真右)

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そうこうするうちに、昼食も終わり・・・

 

講義の準備を始める親方です。準備万端で生徒さんたちを迎えたいから、と

お弁当タイムは早々に切り上げての準備です。

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毎年生徒さんとたちと一緒にお見えになる、先生です。

先生とも色々な話しに花が咲きます。

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講座が開始されました。生徒さんたちは真剣そのもの。食い入るように親方の説明を聞いています。

 お隣のブースでは、京都の谷口大工さんの講義が。

 さて、いよいよ建具が登場です。

生徒さんたちは、建具を削るのは初めて。

「体験しはる人〜?」の親方の声に「ハイっ!」と最初に手をあげたのは女生徒さん!

すばらしいです!!!

しかし、なかなかこれが難しいんですよねぇ〜。細くて長い建具の面を片手で削るって言うのは。

 

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次は、障子紙を貼った状態で体験です。

 

 

次々と体験なさる生徒さんたちです。

「え?鉋が動かない?!」(”荒削り”鉋体験)

「鉋がかからない〜・・・」

「紙を破りそう・・・」

「まっすぐいかない・・・」

皆さん初めての体験にとまどいの様子です。

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ちなみに鉋は”荒削り” ”中仕上げ” ”仕上げ”と3通り試してもらいました。

”荒削り”は、鉋の刃がカナリ出ていますから、重くて動かない生徒さんたちも。

3通り試すことで”中仕上げ”での感想は、

「おぉ〜。軽い。」

「全然違うなぁ〜」

更に”仕上げ”では、

「気持ちいいなぁ〜。この感じ!」

「すべるぅ〜」

などと、実際に体験してみてならではの感想だったようです。

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障子のように細長い物をまっすぐに削る、という体験は、皆さん初めての様子で、

「こういう風にね・・」とヒゲ親方から説明を受け、ものすごく興味深そうに体験なさってました。

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講義の内容は、更にいかに”My道具”を自分流に自分のために使いこなすか、にも及び、

親方の”かまぼこ鉋”(その内に記事をUpします)などを持った生徒さんたちは、

「え〜。持ちやすい。。。」「軽い・・・」と驚いた様子でした。

これは、他のプロの方々もブースで目を止めて、「ふ〜む。。。こんなんありなんやな・・・」と

感心なさってました。

親方曰く「人の道具をいじったらそりゃ怒られるからアカンで。だけど、自分の道具なら

自分の使いやすいように幾らでも改良できるもんなんや」

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そして、常三郎専務さんのブログにも掲載されていましたが、この親方特製”際作里”です。

生徒さんももちろん初めてご覧になりますし、プロの方々も皆さん足を止めて、

「これ、なんや?」と。

元々、ヒゲ親方が現場で建具の取り付けの際に、敷居を触ることがあり、

敷居の真ん中当たりを削る場合は普通の作里でOKなんですが、端を触る時にいちいち鑿で作業するのは

効率的でないし、仕上がりも綺麗でない、ということで、普通の作里を改造して作ったものです。

(親方が考案・改良した道具のページをご覧下さい 親方考案道具 ←クリックで飛びます)

藤原棟梁からは、「これ作って売ったらええんや。大工やったら絶対に欲しい!」と

何度もお勧めいただいてしまいました。いや〜。。。元が取れるほど、ガンガン製造できればいいんですが、

なにせ家内製手工業なもので、量産は出来ません。。。

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台直しの道具も持参です。

こんな風に道具を手入れするための道具、も作って工夫すれば・・なんていうのも講義の1コマでした。

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さて、宴もたけなわwという感じでしたが、アナウンスで

「そろそろ、会場の外でチェーンソーアートが始まりますので、皆さん移動のほどを・・・」とのことです。

まだまだ講義が続きそうな勢いだったのですが、ヒゲ親方も「そうかぁ・・」という感じでお開きにしました。

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なかなか豪快でした。

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今年も会場で見かけた 槍鉋です。これまた豪快にシュッシュッと削っていらしたです。

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そして、色んなスケジュールが一段落しはじめた頃・・

ヒゲ親方が、 厚削りに挑戦ですw

ぎっくり腰なんだから止めたら、と止めたのですが、ノリノリ状態なので聞く耳を持ってませんしたw

常三郎専務のブログには、0.555mmと出てましたが、こちらの写真は、0.552mmです。

いや〜。。。

ある意味すごいですww 2回削れば1mmオーバーということです!

これ位削るのはカナリ大変で、お試しで常三郎の専務が鉋かけを試みましたが、

普通はこんなに刃を出して削ることは無いので、四苦八苦なさってましたww

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会場の出入り口付近には、このようなアートが出来上がっていました。

これまたスゴ過ぎです。

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今年も緑あふれる三木の町でのヒゲ親方の休日でした。

毎回、梅雨時の開催にもかかわらず、1回もひどく雨が降ったことが無いというのは・・・

だ〜〜〜れが 晴れ男、晴れ女なんでしょぉぉおおおかぁ????

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どうぞまた来年もよろしくお願いいたします。

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